どうして君を好きになったんだろう

羨ましい

「怜香ー?今日塾なの?」


「うん。ごめんね。一緒に帰れなくて。」


「大丈夫!じゃあまた明日ねー!」


「うん。また明日!」


私は駅前の塾に通っている。


好きで行ってるわけじゃなくて親が決めただけ。


「こんにちはー。」


挨拶すると私は席につく。


5時から8時まで3時間びっしり行う。


周りにも同じ学校の人とか浪人生の人がいる。


「じゃあ始まめーす。」


私は眠いのを我慢してノートをとる。


やっと終わって帰ろうとすると講師の先生に呼ばれた。


「怜香ちゃん。ちょっといいかな?」


「はい。」


隣のフリースペースに行くとこないだの模試の結果を返された。


「今回の模試もいい結果だったよ。でも、もう少し上を目指すなら数学の成績を上げたほうがいいと思うな。まぁ、充分凄いんだけどね。」


「はい。分かりました。」


今回の模試は結果は良かったけど数学の点数をいつもより8点落としてしまったんだ。


「みんな怜香ちゃんに期待しているからさ。この調子で頑張って。」


「・・・・ありがとうございます。」


私はそう言って部屋を出る。

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