どうして君を好きになったんだろう
そう。


私は一人暮らしをすることに決めたんだ。


家から通うことも出来るけど、もっと色んな経験をしてみたいから。


「そうね。でも、辛くなったり、困ったことがあったら帰ってきなさいよ?」


「うん。ありがとう、お母さん。」


「変な男にだけは気をつけろよ。鍵をしっかりかけろよ。」


「ふふっ、ありがとう。お父さん。」


「あっ、せっかくだし、写真撮りましょ!」


お母さんがそう言って3人で撮った。


家族写真が撮れたことが今日1番嬉しいな。


お母さんとお父さんはお祝いの準備をするって行ってしまった。


私は瑚春の元に行くと、誰かと連絡している。


「瑚春?誰と話してるの?」


「あっ、怜香。あのね、遼が今から話があるって言ってきて。どうしよう。振られるかな?怖いんだけど。」


心配そうに言う瑚春。


遼君に限ってそれはないと思うけど。


「とりあえず、言ってきたら?私とはまた明日会えるでしょ?一人暮らしに必要なもの買いに行くじゃん。ほら、行ってきな。」


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