どうして君を好きになったんだろう
「うん。それは仕方ないよ。・・・・彩芽と璻とはスマホで連絡取れるし。大丈夫。璻が言いたくないなら仕方ない。」


「・・・・・・・・怜香。ありがとう。」


「ううん。・・・・・引っ越し先でもお互い頑張ろ!!何かあったら相談乗るし。」


私はそう言って立ち上がった。


「うん。怜香にたくさん相談しちゃう!!恋バナでもいい?」


「もちろん!!彩芽の話聞きたい。」


「私も!!・・・・・・・じゃあ、またね。怜香。」


「うん。・・・・・・・・またね。彩芽。」


私達はその場で抱き合った。


やっぱり別れは悲しい。


瑚春の時とはまた違う悲しさが出てきた。


でも、また会えるから。


一生の別れなんかじゃないから。


最後に彩芽とも写真を撮った。


「じゃあ、お互い頑張ろうね。」


「うん。・・・・じゃあね、彩芽。」


「うん。またね、怜香。」


私は彩芽に背中を向けて歩く。
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