どうして君を好きになったんだろう
俺は怜香の前に立って、跪いた。


「えっ!?・・・・・・何?どういうこと?」


焦る怜香の手をとって俺は真っ直ぐ怜香を見た。


「ずっと・・・・・・ずっと言いたかった。怜香の返事。・・・・・・・・今頃、それに答えるのは遅いけど・・・・・・・・・俺は怜香が好きだ。ずっとずっと、伝えたかった。」


俺がそう言うと怜香は静かに涙をこぼした。


「・・・・・・カッ。」


「え?何?」


「・・・・バカっ!!・・・・今頃なんて、遅いよもう!!・・・・・・・」


やっぱり、そうだよな。


でも、今までひどい態度をとってきたんだからそれは当たり前だと思う。


だから、


「ここから・・・・・・・ここからまた、俺のことを怜香に好きになってもらえるように頑張るから。・・・・・・本当に今までごめん。」


俺がそう言うと怜香がまた泣き出した。


「・・・・・怜香?」

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