どうして君を好きになったんだろう
「そっか。良かったな。んで、学校どこ受けるの?」


「お兄の学校は嫌だよ。不良ばっかりでしょ?だから、あのね、病院の近くの学校がいいかなって。小学校の時の友達がいるんだ。」


「そっか。まぁ、頭もそこそこだしいいんじゃない。隣の進学校はどうなの?」


「無理無理!!私ちゃんと中学校にも行けてないんだよ?絶対無理だよ。」


「まぁ、俺はとこでもいいけどさ。行きたいなところに行けばいいよ。」


俺がそう言うと彩芽が急に笑いだした。


「お兄って見た目チャラくしてるけど本当は誰よりも優しいよね。そんなお兄が好きなんだけどさー/////」


ちょっと恥ずかしそうに言う彩芽。


本当に俺よりも全然いい子だよ、彩芽は。


「ありがとう。チャラくしてないけどな。まぁ、他の人から見たらそうなのかもしれないけど。・・・・とりあえず、体だけ気をつけろよ。」


「うん。ありがとう、お兄。早く2人暮しできるように私も頑張るね。」


俺は彩芽の頭をポンポンって撫でた。
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