どうして君を好きになったんだろう
「怜香ちゃん、昨日はありがとう!」


「どういたしまして。楽しんでね!」


次々に話しかけられて私は笑顔で答えていく。


「えー、ただ今より一般公開を開催します。皆さん今日1日楽しんでくださーい!」


放送委員のアナウンスで続々と人が入ってくる。


うわー、すごい人数だ。


ここから璻のこと見つけられるかな?


「怜香ちゃーーん!こっち手伝ってー!」


「はーーーい!」


生徒会の仕事がどんどん増えてきて楽しんでいる暇もない。


お昼になると混んできて、ようやく落ち着いてきたのは2時頃。


急にスマホが鳴って確認する。


[今から担当代わってください。午前担当の人は楽しんで!]


生徒会長からのメッセージだった。


よし!ようやく終わったーー!


どこ行こっかと考えているとまたスマホが鳴った。


誰だろ?


[ごめん。今着いた。どこ行けばいい?]


璻からのメッセージ。


私ったら忙しすぎて璻が来ることすっかり忘れてた。


私は急いで返事を送る。

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