どうして君を好きになったんだろう
[今から昇降口行くから待ってて。]


もし変な格好してたら騒ぎになる。


私は校舎の3階から1階まで一気に駆け下りた。


昇降口について一旦深呼吸をする。


「怜香!!」


後ろから誰かに名前を呼ばれて振り返る。


「・・・・・・・え?璻?」


私の前には茶色の髪に制服をちゃんと着たピアスをつけた男の子。


私はいつもと違う変貌ぶりに圧倒されて口が開きっぱなし。


「あははは!びっくりした?口開いたまんまなんですけど。」


「あっ、だって!!びっくりしたから!!ちゃんと制服着てるし。」


「だろ?俺だってやるときやるんだよ。


「うん。・・・・・・・いつも、こっちの方がいいよ。」


「だよなー。いつもの璻似合わねぇよなー。」


璻の後ろから知らない男の子が話しかけてくる。


「だれですか?」


「あっ、ごめんごめん!俺璻の友達の遼です。よろしくね?」


あなたの方がチャラいんですけど・・・・

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