どうして君を好きになったんだろう
「あっ、俺もご馳走になりまーす。」


2人とも私の用意したチャーハンを食べ始めた。


まぁ、2人には色々してもらったしいいか。


私も自分のチャーハンを持って座った。


「・・・・・っていうか、遼君の家そんなに凄いのに、その、そんな格好して何も言われないの?」


「あぁー。最初は言われた。でも、俺浴衣着ると年齢以上に大人に見えるらしく、浴衣着て店番すると女の人たくさん来るようになったんだよね。だから、親父が許してくれて。まぁ、客寄せみたいな?」


・・・・絶対この家族どっかおかしいよ。


「それは凄いね。」


「あっ、たまに璻も浴衣着て手伝ってくれるんだよ。それはもう人気出てさー、お前来ると俺の客寄せ意味なくなるっつーの。」


「仕方ないだろ?なんか知らねぇうちに色々来るんだから。」


・・・・・・・無自覚。


確かに璻ってスタイルいいよね。

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