恋は手紙と。
*
あれから数日、梶木くんとは数回メールで連絡をとっていた。
全ての授業が終わりスマホのロック画面をつけると、一件メールが届いている。
件名には、シンプルに『梶木です』と書かれていて、こっそりとにやけてしまう。
「……わっ」
画面から顔をあげると、こちらを向いている沢村くんと目が合ってしまった。
私は驚いてスマホを背中の後ろに隠す。
変な人、とか思われたかな。
私はメールに視線を戻して、件名に『宮野です』と打ち返してみる。
指が緊張して、手汗が出てきそう。
あれから数日、梶木くんとは数回メールで連絡をとっていた。
全ての授業が終わりスマホのロック画面をつけると、一件メールが届いている。
件名には、シンプルに『梶木です』と書かれていて、こっそりとにやけてしまう。
「……わっ」
画面から顔をあげると、こちらを向いている沢村くんと目が合ってしまった。
私は驚いてスマホを背中の後ろに隠す。
変な人、とか思われたかな。
私はメールに視線を戻して、件名に『宮野です』と打ち返してみる。
指が緊張して、手汗が出てきそう。