恋は手紙と。
 「顔赤い。気持ち、変わんない?」



 「変わ………んない」



 「そっか」



 表情を変えていない沢村くんは、そういって、私の席から離れていく。



 「あ……」



 不意に、胸が苦しくなった。


 何か、ズキズキするような。


 何でだろう……
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