恋は手紙と。
 観覧車はまだ順番待ちが少なくて、そのお陰で、自分たちの順番も早く回ってきた。



 「お次の方、どうぞ~」



 梶木くんに手を引かれて、観覧車に乗り込む。



 「お、思ってたより、狭いね」



 もう少し広いと思っていた観覧車の中は、思いの外狭かった。


 最後に乗ったのが小学生くらいだったからかもしれない。
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