恋は手紙と。
 「う、うん」



 前を歩き始めた梶木くんに、コクりと頷く。



 「……あのね、梶木くんっ」



 けれど、少し歩いたところで、私は梶木くんを呼び止めた。


 違和感は一度、心の隅の方に寄せておく。



 「どうしたの?」



 梶木くんが振り返る。
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