私の日常が崩れる日
裏切った先生は言っていた。

「貴女は看護師に向いているからこれから先も頑張ってね。遠くから見守ってるから」

他の先生は言った。

「皆さんが立派な看護師になれることを応援しています」

母が私に言った。

「あんたみたいな馬鹿が看護師なんてなれるわけないじゃん。国家試験に落ちてただの人間になるんだよ。まじで金の無駄遣い。あんたみたいな人間はゴミって言うんだよ」

みんな、嘘つきだ。

信頼していた先生は今じゃ連絡すらつかない。

他の先生だってどんどん辞めていく。

母だって、入学するときは『頑張って国家試験に合格しようね』と言っていた。

みんな嘘つきだ。

友達だって裏切った。

先生だって裏切った。

家族だって裏切った。









だから、私は誰も信用しない………













そう、決めていたんだ………あの日まで。
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