fantasista 2





彼は得意げに続ける。





「そして二つ目!

……柊の彼女でも関係ねぇ。

俺は可愛い女の子大好きだ!」



「なっ……何言ってるんですか!」



「敬語はいらねぇ!!」




剛君に大声で言われ、飛び上がりそうになるあたし。

口をぎゅっと噤んだ。




厄介だ。

剛君はとても厄介だ。

チャラくて俺様でうるさくて。

そう、まるで……昔の戸崎みたいだ。



< 11 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop