fantasista 2




そんな彼女、結構なやり手なのだろう。

こんな女性に擦り寄られたら、男はイチコロなのかもしれない。

あたしにも、こんなテクがあったらいいのに。

マキに負けないように戸崎に近寄って、振り回してやりたい!

だけど、あたしは元祖オトコオンナだ。

男女の駆け引きなんて出来ない。





「ねぇ、柊。

せっかくだから、あたしも仲間に入れてよ」




マキは相変わらずしつこくて、戸崎は困っていた。

戸崎のチャラくない態度には安心するが……


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