fantasista 2






剛君はマシンガントークを繰り広げる。



「柊は真面目だ」



とか、



「柊は女の子に優しくない」



とか言って。

どこからそんな言葉が出てくるのかとびっくりした。

少なくともあたしの知る戸崎は、剛君とそんなに変わらない。

女の子大好きで、チャラチャラしていて、真面目とは程遠い。





そして、満足した剛君が去り、扉が重い音を立ててようやく閉まると、戸崎が大きなため息をついた。



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