fantasista 2






剛君は少し驚いた顔をした。

あたしの言葉は間違いではないのかもしれない。

剛君は、戸崎に惚れているあたしが好きなんだ。





部屋に沈黙が訪れた。




そして……





「そうかもしれねぇ」




剛君がぽつりと言う。




「でも、みどりなら本気で好きになれる気がしたんだ」




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