fantasista 2
GAME.2 ツートップ
次の日……
会社を出て、家に帰ろうとした。
今日は戸崎があたしの家に来てくれるらしい。
それがすごく嬉しかった。
今日はどんなご飯を作ろう。
いちごアイスも買ってあげようかな。
だけど戸崎は、きっと泊まっていかないだろう。
いつものように、どんなに遅くなっても帰るんだろう。
そう思うと切なくなるのだった。
大切な戸崎なのに、なんでいつも傷つけてしまうんだろう。
言葉って難しい。
人を喜ばせ嬉し涙を流させることも出来るのに、時には凶器にもなるんだ。
そんなことをぼーっと考えているあたしは、前方にあるものを見つけた。