fantasista 2





舞さんの言葉に驚き、戸崎を見た。

人々に囲まれる戸崎は丁寧に対応しつつ、こっちを見て何か言いたそうにしている。

視線がぶつかりどきんとした。




結局、ちゃんと見てたんだ。

あたしがいること、知っていたんだ。




でも……

可愛いファンに囲まれている戸崎にイラついて、そっぽを向いてしまった。

だめだだめだ。

こんな時にまで嫉妬しているなんて!

< 212 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop