fantasista 2





その言葉に耳を疑う。



剛君も知っているよね?

あたし、彼氏いるよ。

それも、剛君のチームメイトだよ!?





「あっ……あの!戸崎が待ってるから」




剛君の言葉は聞かないことにして、おもむろに手を振り払う。

それでも剛君は強くて、あたしの手を離してくれない。




「なぁ、みどり?

ちょっとだけ時間いい?」



「駄目だよ」



「じゃあ、みどりの家まで送ってく」


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