fantasista 2
「あー。そういえば、お前の誕生日プレゼント忘れてた」
奴はぼりぼりと頭を掻きながら、クローゼットを開ける。
そんな戸崎をぽかーんと見る。
戸崎……誕生日にすごい試合を見せてくれたよね。
プロポーズしてくれたよね。
ダイヤの指輪もくれたよね。
それ以外にまだあるっていうの?
頰を染めるあたしに、
「ペチャパイ矯正巨乳ブラジャー」
おもむろに包みを渡された。
ペチャパイ矯正巨乳ブラジャーにしては、大きくてずしんとくる重さだ。