fantasista 2





あたしの言うことなんて全く聞いてくれず、剛君はあたしの手を握って歩き出す。





あたしの家に来ちゃいけないよ。

だって、戸崎がいるんだから。

……あれ?

戸崎に知られちゃいけないの?

こういうことって、ちゃんと話すべきじゃないの?




考えれば考えるほど頭の中はぐちゃぐちゃになってきて。

剛君を振り切って逃げることも出来なかった。



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