fantasista 2
その言葉にどきんとした。
そして、昨日の出来事が頭を流れる。
目を見張るプレーに、贅沢なプロポーズ。
そして……昨夜のことを思い出し、真っ赤になった。
戸崎は甘く優しくあたしを抱いてくれた。
やっぱり痛かったけど、すごく幸せだった。
痛いと言うたびにごめんと切なげに謝ってくれて、そっとあたしにキスをしてくれて。
痛いほどその愛を感じた。
精神的には、すごくすごく満たされたんだ。
でも……
「ごめん」
あたしは謝っていた。
「昨日も戸崎は苦しかっただけだよね」