fantasista 2









家に帰るとやっぱり戸崎がいて。

いつものようにソファーに座ってテレビを見ている。

そんな戸崎にご飯を作って、食べて……いつも通りの時間を過ごす。






「なぁ。サウスポーってかっこよくね?」



「得意の自惚れ?」



「そうだ。俺様かっこいいから」




奴はいつものように馬鹿なことを言いながら、何やら雑誌を見始める。

何気なくそれを覗き込んで……言葉を失った。

漫画でも呼んでいるのかと思った。

でも、戸崎が見ているのはなんと……



「ゼクシィ!?」



だったのだ。



< 256 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop