fantasista 2
家に帰るとやっぱり戸崎がいて。
いつものようにソファーに座ってテレビを見ている。
そんな戸崎にご飯を作って、食べて……いつも通りの時間を過ごす。
「なぁ。サウスポーってかっこよくね?」
「得意の自惚れ?」
「そうだ。俺様かっこいいから」
奴はいつものように馬鹿なことを言いながら、何やら雑誌を見始める。
何気なくそれを覗き込んで……言葉を失った。
漫画でも呼んでいるのかと思った。
でも、戸崎が見ているのはなんと……
「ゼクシィ!?」
だったのだ。