fantasista 2






スクリーンには緑色のピッチが映り、選手入場が始まっていて。

もはや見慣れた青色の10番を見て、条件反射のようにときめいてしまったんだ。





柊が画面に映るたび、鼓動が速くなる。

身体がきゅんきゅんと疼く。

短く切り揃えた茶色い髪。

自信に満ち溢れたそのアーモンド型の瞳。

きゅっと結んだ口元。

その全てが愛しい。

こんなに素敵な人と結婚出来るなんて。




柊、今日も頑張ってね。

あたしはいつも、あんたを応援している。


< 265 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop