fantasista 2
「このユニフォーム着てると、あんたが超かっこよく見えるんだよ」
そう言うあたしに、
「ま、もとからかっこいいけどな」
いつもの自信過剰発言をする。
その発言を無視して……あたしは柊に告げていた。
「少しだけでいいから、着て欲しいな」
柊は驚いてあたしを見た。
そして、あたしは真っ赤になってしまう。
今日もこのユニフォームを着て、楽しそうにボールを追いかけていた柊を思い出して。
そんな柊から目が離せなかった。