fantasista 2
俺は青色のユニフォームを着る。
鏡の向こうには見慣れた姿の俺が立っていて、少し頰を染めて俺を見ていた。
そんな自分を見て、あの日のことを思い出してしまった。
あれからユニフォームを着るのがやたら恥ずかしい。
さらに赤くなる俺に、
「お前、もしかしてユニフォームプレイとかしてねぇよな?」
剛があり得ないことを言い始めて、
「すっ……する訳ねぇだろ!!
俺にはそんな趣味ねぇんだよ、馬鹿野郎!」
俺は焦りながら怒鳴っていた。
馬鹿野郎は俺だ。
大馬鹿野朗だ。