fantasista 2




「でもな、みどりは運命の女だと思う」




心地よいその声に聞き入ってしまう。




「俺にはお前しかいねぇ。

お前がいないと、俺は生きられない」



「馬鹿」





鼓動はひたすら激しく、体は燃えるように熱い。

あたしにだって、柊しかいない。


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