fantasista 2





「結婚式に使う曲、なかなか決まらないな」




不意に柊が言い、あたしはその言葉に頷く。

今日も曲だけが決まらず、プランナー含めて三人で困っていたのだ。





「やっぱり、全部アスールの応援歌にしたら?」



「ギャグだろ、それ」




柊は楽しそうに笑う。




「柊のお父さんか柚ちゃんに生演奏してもらうとか」



「マジ勘弁」



柊は苦い顔をし、そのまま嫌そうに柊は続けた。


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