fantasista 2
剛君は再びあたしを見る。
改めて見ると、剛君も相当かっこいい部類に入る。
どれだけの女性と遊んできたのだろう。
剛君をまじまじと見たあたしに、
「こんなところで立ち話も何だし、部屋入らねぇか?」
あたしの肩に手を伸ばし、そっと押す。
案の定腰に激痛が走り、その場にしゃがみこみあたし。
そんなあたしを、剛君は驚いたように見る。
そして、
「どうしたんだ?」
その言葉に、
「ぎっくり腰になった」
と、仕方なく答えた。