その恋、記憶にございませんっ!
 あ~、夢じゃなかったかー。

 そして、夢ではなかった証に。

 昨夜、訳のわからないことに巻き込まれたストレスでか、喰らい尽くした冷蔵庫には、やはり、なにもなかった。

 ……コンビニ行ってこよ。

 唯は、しょんぼり布団を畳み、すぐに出勤できるよう、スーツに着替えると、近くのコンビニへと歩いていった。





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