365日、いつまでもふたりで
「あけましておめでとう、茜」
まだ長期出張中の竜くんに会うのは年が明けてからは今日がはじめて。
年末年始も仕事に明け暮れた彼は、今日やっと休みが取れて日曜なので会いにきてくれたのだ。
「今年もよろしくお願いします」
「来年も再来年もずっとこうして言いたいな」
サラッと竜くんはこういうことを言うけど。
ずっとずっと歩む先には竜くんがいてくれたらいいなとあたしも思ってる。
「今日はどこにいくの?」
「まずは本屋」
迷うことなく、竜くんが答える。
なにか、買いたい本でもあるのだろうか。
「茜はもう手帳買った?」
「あ、うん。10月に」
次の年の手帳はいつも発売されたらすぐに買う。
遅くなってしまうと好きな柄がなくなっしまうから。
「だよな」
「竜くん、もしかしてまだなの?」
「あるにはあるんだけど、もうひとつ買いたくて。茜が選んでくれないかな?」
ハンドルを切りながら、こちらは向かずに言う。
まだ長期出張中の竜くんに会うのは年が明けてからは今日がはじめて。
年末年始も仕事に明け暮れた彼は、今日やっと休みが取れて日曜なので会いにきてくれたのだ。
「今年もよろしくお願いします」
「来年も再来年もずっとこうして言いたいな」
サラッと竜くんはこういうことを言うけど。
ずっとずっと歩む先には竜くんがいてくれたらいいなとあたしも思ってる。
「今日はどこにいくの?」
「まずは本屋」
迷うことなく、竜くんが答える。
なにか、買いたい本でもあるのだろうか。
「茜はもう手帳買った?」
「あ、うん。10月に」
次の年の手帳はいつも発売されたらすぐに買う。
遅くなってしまうと好きな柄がなくなっしまうから。
「だよな」
「竜くん、もしかしてまだなの?」
「あるにはあるんだけど、もうひとつ買いたくて。茜が選んでくれないかな?」
ハンドルを切りながら、こちらは向かずに言う。