365日、いつまでもふたりで
毎月、なにかあるたびに撮ってきた写真。
家にある、恋人の日に贈った写真たてにも同じ写真は入ってる。
茜が俺を意識するきっかけになったキスの日。
付き合い出したのはまた別の日だけど、俺らにとってキスの日は特別な日だから、その次の月から毎月23日に写真を撮って12マスある写真たてに1枚ずつ入れている。
今月も昨日写真を撮ってもうこれで10枚だ。
引き出しの中にある、10枚の写真。
どれも茜の可愛い笑顔が輝いている。
「須坂さん!」
「痛っ」
俺を呼ぶ声に慌てて引き出しを閉めて指を挟めるという、なんともコントのような一コマだ。
「え?須坂さん大丈夫ですか?」
後輩の林田(はやしだ)が目を丸くしてる。
「あ、あぁ。で、なんだ?」
軽く咳払いをしつつ、林田を見る。
「これ、できたので」
俺の机に1枚の紙を置く。
俺は1机の上に置かれた枚の紙を手に取り、上から下まで流し見る。
家にある、恋人の日に贈った写真たてにも同じ写真は入ってる。
茜が俺を意識するきっかけになったキスの日。
付き合い出したのはまた別の日だけど、俺らにとってキスの日は特別な日だから、その次の月から毎月23日に写真を撮って12マスある写真たてに1枚ずつ入れている。
今月も昨日写真を撮ってもうこれで10枚だ。
引き出しの中にある、10枚の写真。
どれも茜の可愛い笑顔が輝いている。
「須坂さん!」
「痛っ」
俺を呼ぶ声に慌てて引き出しを閉めて指を挟めるという、なんともコントのような一コマだ。
「え?須坂さん大丈夫ですか?」
後輩の林田(はやしだ)が目を丸くしてる。
「あ、あぁ。で、なんだ?」
軽く咳払いをしつつ、林田を見る。
「これ、できたので」
俺の机に1枚の紙を置く。
俺は1机の上に置かれた枚の紙を手に取り、上から下まで流し見る。