365日、いつまでもふたりで
「彼女、いたんですね……」
いつもの笑顔が一瞬にして消える。
「あぁ……」
「わかりました。帰ります」
俺にペコッと頭を下げると自分の席からカバンを取って、ドアへ向かう。
「資料、サンキューな」
「はい、お疲れ様でした」
林田のことは後輩として大事だけど、茜の大事さには到底かなわない。
「茜に電話しなきゃな……」
そう思いながら、茜が持ってきた紙袋の中身をみる。
「ん?」
差し入れのご飯や飲み物とは別になにか冊子のようなものが入っている。
「なんだ……?」
不思議に思って、袋から出す。
「アルバム……?」
フォトアルバムのような表紙に、その冊子をペラペラとめくる。
「これ、は……」
俺と茜が過ごしてきた10ヶ月間の様々な写真が貼られていた。
たしかに1ヶ月事の記念日以外にも常々写真をとるようにしてきた。
すべてが茜のスマホだったから、こんなふうに形にしてくれてこうして見れるなんて思ってもいなかった。
いつもの笑顔が一瞬にして消える。
「あぁ……」
「わかりました。帰ります」
俺にペコッと頭を下げると自分の席からカバンを取って、ドアへ向かう。
「資料、サンキューな」
「はい、お疲れ様でした」
林田のことは後輩として大事だけど、茜の大事さには到底かなわない。
「茜に電話しなきゃな……」
そう思いながら、茜が持ってきた紙袋の中身をみる。
「ん?」
差し入れのご飯や飲み物とは別になにか冊子のようなものが入っている。
「なんだ……?」
不思議に思って、袋から出す。
「アルバム……?」
フォトアルバムのような表紙に、その冊子をペラペラとめくる。
「これ、は……」
俺と茜が過ごしてきた10ヶ月間の様々な写真が貼られていた。
たしかに1ヶ月事の記念日以外にも常々写真をとるようにしてきた。
すべてが茜のスマホだったから、こんなふうに形にしてくれてこうして見れるなんて思ってもいなかった。