365日、いつまでもふたりで
「しちゃおうか、結婚」
「なにそれ、あの日の自分の真似してるの?」
「はは、ばれた?」
──しちゃおうか、キス
同じ言葉で言う竜くんに自然と笑みがこぼれる。
「あたしたちにとって重要な言葉だもんね」
「普通に聞いたらただの軽い言葉だけどな」
あの日から始まったあたしたちのトクベツ。
そして、そのトクベツが始まった日と同じ日にプロポーズをしてくれた竜くん。
今日5月23日は、今年もまたあたしたちにトクベツをもたらせた。
「結婚記念日よりも今日がトクベツだね」
あたしがそう言うと、フッと優しい笑みであたしを見る。
「そうだな。毎年、今日にお祝いしような」
「何年経っても、子供が生まれてパパとママになっても。おじいちゃんとおばあちゃんになっても」
「茜とならずっと一緒にいれるって信じられる」
〝信じられる〟
過去の出来事が原因で他人を信じることができなかった竜くん。
「なにそれ、あの日の自分の真似してるの?」
「はは、ばれた?」
──しちゃおうか、キス
同じ言葉で言う竜くんに自然と笑みがこぼれる。
「あたしたちにとって重要な言葉だもんね」
「普通に聞いたらただの軽い言葉だけどな」
あの日から始まったあたしたちのトクベツ。
そして、そのトクベツが始まった日と同じ日にプロポーズをしてくれた竜くん。
今日5月23日は、今年もまたあたしたちにトクベツをもたらせた。
「結婚記念日よりも今日がトクベツだね」
あたしがそう言うと、フッと優しい笑みであたしを見る。
「そうだな。毎年、今日にお祝いしような」
「何年経っても、子供が生まれてパパとママになっても。おじいちゃんとおばあちゃんになっても」
「茜とならずっと一緒にいれるって信じられる」
〝信じられる〟
過去の出来事が原因で他人を信じることができなかった竜くん。