365日、いつまでもふたりで
「ふーん…。俺ともまたご飯行ってよ?」



納得してない様子だけど、無理やり納得したような気がするが、そこは気にしないでおこう。



「里衣子も誘ってね」


「あぁ。また明日」



ポンッとあたしの頭に手を置いて自分の車に乗り込む。



「俺らも行くよ」



竜くんが静かにそう呟いてさっさと車に乗ってしまう。
うまく元太にごまかせなかったことに怒っているのだろうか。
でも、わからないしとりあえずとあたしも車に乗る。



「あいつに触られてんなよ」



車に乗り込んだあたしに不機嫌そうに告げる。



「あれじゃあ避けようがないよ」



不意の出来事だったし、さすがにあたしはそこまでの察知能力はない。



「それでも嫌なんだよ。あいつにだけは触らせたくない」



元太はたしかにあたしにはただの同期以上の気持ちをもっていると思う。
でも、あからさまに避けるわけにもいかないし、元太だって竜くんとの関係を知らないわけだし仕方ないとおもう。

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