365日、いつまでもふたりで
「また残業…」
時計は定時の17時半を差している。
「茜、残業?」
里衣子があたしの隣に座る。
「…うん」
「かわいそうに。またあの鬼に仕事たくさんもらったんでしょ?」
「しょうがないよ、あたしの仕事だもん」
「あいつの仕事を手伝ってるだけでしょー!」
里衣子があたしのために怒りをむき出しにしてくれてる。
「何も言えないしね」
チラっと須坂さんを見ると何やら電話で忙しそうに話してる。
仕事のできる須坂さんは毎日忙しそうで。
〝キスの日〟という日にキスを交わしたけど
あれ以来なんの進展もない。
あの日だってそれ以上のことがあるのだろうと思ったけど、ただ家に送ってもらっておわったんだ。
あたしはあれ以来須坂さんが気になって仕方がないのに
キスをしてきた張本人は気にしてないようで腹が立つ。
須坂さんはモテるだろうからあんなの大したことないのかも知らない。
でも、あたしは。
そんなにモテもしないし、経験もないから。
今では頭の中が須坂さんでいっぱいだ。
時計は定時の17時半を差している。
「茜、残業?」
里衣子があたしの隣に座る。
「…うん」
「かわいそうに。またあの鬼に仕事たくさんもらったんでしょ?」
「しょうがないよ、あたしの仕事だもん」
「あいつの仕事を手伝ってるだけでしょー!」
里衣子があたしのために怒りをむき出しにしてくれてる。
「何も言えないしね」
チラっと須坂さんを見ると何やら電話で忙しそうに話してる。
仕事のできる須坂さんは毎日忙しそうで。
〝キスの日〟という日にキスを交わしたけど
あれ以来なんの進展もない。
あの日だってそれ以上のことがあるのだろうと思ったけど、ただ家に送ってもらっておわったんだ。
あたしはあれ以来須坂さんが気になって仕方がないのに
キスをしてきた張本人は気にしてないようで腹が立つ。
須坂さんはモテるだろうからあんなの大したことないのかも知らない。
でも、あたしは。
そんなにモテもしないし、経験もないから。
今では頭の中が須坂さんでいっぱいだ。