365日、いつまでもふたりで
「は?」


「昨日二人でアクセサリー見てたからさ…」



竜くんからこれもらえたのは嬉しい。
でも、もし流山さんと選んだものだったら正直嫌だ。
何もないってことはわかってるし竜くんのこと信じてるんだけど、どうしてもほかの女の子に選んで貰ったのなんかつけたくない。



「バカだろ」


「え?」


「流山と選んだものをあげて茜が素直に喜べるわけないだろ」


「…竜くん」



竜くんはちゃんとわかってくれてた。
それだけですごい嬉しい。



「それにアイツの好みと俺の好みは全然合わねぇし」



照れ隠しからかこんなことも言ってるけど。
顔がどことなく赤いからわかる。



「ふふ。大好き」



たまにはと思ってあたしから竜くんに口付けをする。



「俺は、愛してる」



竜くんの甘い甘い口付けがたくさん降ってくる。

サマーバレンタインの今日は
チョコレートよりも甘い夜を過ごせそう。

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