365日、いつまでもふたりで
「……まさかだよな」
茜が何か意味のあるようなことを言ってたのが気になってしかたがない。
「あ、夕凪……」
俺はいでもたってもいられなくて、茜の席まで向かう。
「あ、須坂さん。どうしました?」
「あ、いや……なにも」
「え?」
俺の様子にキョトンと首を傾げる。
「かわ……」
首を傾げる様子があまりにもかわいくて、思わず言ってしまいそうになり慌てて止める。
「ねぇ、茜のこのポーチかわいいね!新しい?」
茜と同期の岡が机の上にあるポーチを指す。
「む……」
机の上にあるポーチが紫で思わずまた口にしそになってしまう。
「……なんでだ」
「え?須坂さん?」
ぼそっと呟いた一言を茜は聞き逃さなかったらしい。
「なんでもない」
そのまま茜に背を向けて、自分の席へと戻る。
白いネイルに紫のもの。
茜は俺に別れを告げようとしてるのだろうか。
緑のインクで書かれた手紙でも渡すつもりなんだろうか。
茜が何か意味のあるようなことを言ってたのが気になってしかたがない。
「あ、夕凪……」
俺はいでもたってもいられなくて、茜の席まで向かう。
「あ、須坂さん。どうしました?」
「あ、いや……なにも」
「え?」
俺の様子にキョトンと首を傾げる。
「かわ……」
首を傾げる様子があまりにもかわいくて、思わず言ってしまいそうになり慌てて止める。
「ねぇ、茜のこのポーチかわいいね!新しい?」
茜と同期の岡が机の上にあるポーチを指す。
「む……」
机の上にあるポーチが紫で思わずまた口にしそになってしまう。
「……なんでだ」
「え?須坂さん?」
ぼそっと呟いた一言を茜は聞き逃さなかったらしい。
「なんでもない」
そのまま茜に背を向けて、自分の席へと戻る。
白いネイルに紫のもの。
茜は俺に別れを告げようとしてるのだろうか。
緑のインクで書かれた手紙でも渡すつもりなんだろうか。