この声が消えても君に好きだと伝えたい。
私の日課。
……もうちょっとかなっ
……あー、そわそわするなあ
こんにちは、みなさん。乃愛です。
私は今、教室の窓からある人を待っています!
あっ!あのダルそうな歩き方は…!!
「 おはよっ!!斗真くーーん!! 」
「 おわっ!?……あー朝からすげえなお前 」
当たり前です。だって斗真くんが大好きだから。
さあ、今日もあなたに伝えます。
「ふふっ 斗真くん!好き!」
これが私の日課です。
ですが、大好きな彼(斗真くん)とは
お付き合いしておりません
そうです、まだ片想いなのです!!
「 今日も何も無しですか。斗真さん。」
無しっていうのは、好きに対しての返事のことで
そろそろ、実は俺も…とかさ
期待してるのよ。少女漫画じゃ定番でしょ?
「 うん、そうだな。今日っていうか……一生?」
ガーーーーーーーーーーーーーン…
でも、分かっています柊 乃愛。
彼は本気でそんなことを言っているわけではないと。
だって、まるでイタズラする子供みたいな笑顔で
いつも同じことを言ってくるから
そんな彼の表情も好きの理由のひとつで。
ああ、今日も大好きです。私、頑張ります。
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