愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
「これでよしと!」
代表の声に、慌てて野原主任は声を荒げた。
「もっ、申し訳ありませんでした!」
「申し訳ありませんでした!!」
野原主任に続いて私も大きく頭を下げると、すぐに頭上から「気にすることない」と声が降ってきた。
それでもなかなか頭を上げられずにいる中、なぜか感じる視線に恐る恐る顔を上げると、じーっと私を見つめていた代表と視線がかち合い、たじろいてしまった。
「えっと……」
代表は五十代後半だけれど、もっと若く見える。
四十代と言っても疑わないほど。ダンディで大人の男って感じで。
そんな人にガン見されている状況に、どこを見たらいいのか分からず視線を泳がせてしまう。
すると助け船を出してくれたのは田中さんだった。
「代表、そんなにジロジロと見られては小山さん困ってしまいますよ」
「あぁ、そうだよな、すまん」
「いっ、いいえ!」
とんでもございません! と心の中で平謝りしていると、代表は「クククッ」と喉元を鳴らした。
代表の声に、慌てて野原主任は声を荒げた。
「もっ、申し訳ありませんでした!」
「申し訳ありませんでした!!」
野原主任に続いて私も大きく頭を下げると、すぐに頭上から「気にすることない」と声が降ってきた。
それでもなかなか頭を上げられずにいる中、なぜか感じる視線に恐る恐る顔を上げると、じーっと私を見つめていた代表と視線がかち合い、たじろいてしまった。
「えっと……」
代表は五十代後半だけれど、もっと若く見える。
四十代と言っても疑わないほど。ダンディで大人の男って感じで。
そんな人にガン見されている状況に、どこを見たらいいのか分からず視線を泳がせてしまう。
すると助け船を出してくれたのは田中さんだった。
「代表、そんなにジロジロと見られては小山さん困ってしまいますよ」
「あぁ、そうだよな、すまん」
「いっ、いいえ!」
とんでもございません! と心の中で平謝りしていると、代表は「クククッ」と喉元を鳴らした。