愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
「だからお前が秘書に就くことに反対したんだ。失敗されるたびに笑っていたら仕事にならないし、部下に対しても威厳を保てないと思ったから」
そう言うと彼はふわりと笑い、吐息交じりに呟いた。
「でもお前を秘書に就けてもらえてよかったと、今なら言える」
「副社長……」
彼の言葉が胸の奥深くにまで突き刺さり、痛いくらい締めつけられてしまった。
嬉しい。……副社長にそんな風に言ってもらえるなんて。だけどなぜだろうか。嬉しいって気持ちだけじゃない。もっと上の嬉しいっていうか、幸せっていうか……。
よくわからないけど、普段の〝嬉しい〟って気持ちとは比べ物にならないほどの気持ちが込み上げてくるんだ。
「お前の言う通り、これからも俺らしく頑張ってみるよ。……その分、お前にも頑張ってもらうからな」
「はっ……はい!」
それはもちろんです!!
すると副社長はまた笑みを零し、「ほどほどに頼む」なんて言うと、私の自宅まで送り届けてくれたんだ。
* * *
あの日はたくさん笑ってくれたのいうのに、次の日から副社長はいつもの副社長に戻ってしまった。
そう言うと彼はふわりと笑い、吐息交じりに呟いた。
「でもお前を秘書に就けてもらえてよかったと、今なら言える」
「副社長……」
彼の言葉が胸の奥深くにまで突き刺さり、痛いくらい締めつけられてしまった。
嬉しい。……副社長にそんな風に言ってもらえるなんて。だけどなぜだろうか。嬉しいって気持ちだけじゃない。もっと上の嬉しいっていうか、幸せっていうか……。
よくわからないけど、普段の〝嬉しい〟って気持ちとは比べ物にならないほどの気持ちが込み上げてくるんだ。
「お前の言う通り、これからも俺らしく頑張ってみるよ。……その分、お前にも頑張ってもらうからな」
「はっ……はい!」
それはもちろんです!!
すると副社長はまた笑みを零し、「ほどほどに頼む」なんて言うと、私の自宅まで送り届けてくれたんだ。
* * *
あの日はたくさん笑ってくれたのいうのに、次の日から副社長はいつもの副社長に戻ってしまった。