愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
任務その⑧『小さな独占欲の正体を把握せよ』
「……うん、うまく生けられた!」
週明けの月曜日は、いつも出勤して花を生けることから始まる。
普段より早い時間に出勤し、花を生けたり副社長室の掃除をしたり。静かなオフィスで黙々とこなしていると、副社長が出勤してくる時間になる。
「おはようございます、副社長」
「おはよう」
実に彼らしく新聞片手に出勤してきた。
「小山、珈琲頼む」
「はい」
出勤後、新聞を読みながら珈琲を飲む。これも毎朝の日課だ。
副社長とパーティーに出席した日から約一ヶ月が過ぎた。秘書の仕事はちょこちょこミスしちゃっているけど、どうにか日々こなしている。
そしてあれほど社内で叩かれていた陰口だけど、つい三日前を機にぱたりとされなくなった。それというのも……。
副社長に頼まれた書類を営業部に持って行こうとオフィスに出た時だった。
「やぁ、小山くんお疲れさま!」
エントランスへと続くドアの方からやって来たのは、外出先から戻ってきた代表と田中さんだった。
週明けの月曜日は、いつも出勤して花を生けることから始まる。
普段より早い時間に出勤し、花を生けたり副社長室の掃除をしたり。静かなオフィスで黙々とこなしていると、副社長が出勤してくる時間になる。
「おはようございます、副社長」
「おはよう」
実に彼らしく新聞片手に出勤してきた。
「小山、珈琲頼む」
「はい」
出勤後、新聞を読みながら珈琲を飲む。これも毎朝の日課だ。
副社長とパーティーに出席した日から約一ヶ月が過ぎた。秘書の仕事はちょこちょこミスしちゃっているけど、どうにか日々こなしている。
そしてあれほど社内で叩かれていた陰口だけど、つい三日前を機にぱたりとされなくなった。それというのも……。
副社長に頼まれた書類を営業部に持って行こうとオフィスに出た時だった。
「やぁ、小山くんお疲れさま!」
エントランスへと続くドアの方からやって来たのは、外出先から戻ってきた代表と田中さんだった。