愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
「だったら噂を本当にしちゃえばいいじゃない! 副社長と結婚しちゃえばいいのよ!」
「いいのよって……。できるわけないでしょ!?」
この日の昼休み。紗枝とやって来たのは一階にある飲食店街。今日はお互いがっつり食べたい気分で、ハンバーグ専門店を訪れた。
好みのハンバーグ料理とライスを注文し、頬張っていると、どうしても話は副社長のことになってしまう。
「でも代表って面白い人よね。息子本人から聞いたわけでもないのに、菜穂美のこと嫁って呼んだり、孫を期待しちゃうとか」
クスクスと笑う紗枝にすかさず突っ込んだ。
「もう、こっちは笑えないから」
そうだよ、こっちはまったく笑えない。副社長はまったく気にしていないようだけど、色々考えると気が重くなる。副社長と結婚どころか付き合ってもいないのに。
嘘がバレたらどうなる? 代表はどう思う? あぁ、だめだ。やっぱり考えただけで怖い!
恐怖を払拭するように大きくハンバーグを切り食べた。
「えー、でも実際問題どうなのよ」
「どうなのよって……なにが?」
モゴモゴさせながら首を傾げてしまうと、紗枝はニヤリと笑った。
「いいのよって……。できるわけないでしょ!?」
この日の昼休み。紗枝とやって来たのは一階にある飲食店街。今日はお互いがっつり食べたい気分で、ハンバーグ専門店を訪れた。
好みのハンバーグ料理とライスを注文し、頬張っていると、どうしても話は副社長のことになってしまう。
「でも代表って面白い人よね。息子本人から聞いたわけでもないのに、菜穂美のこと嫁って呼んだり、孫を期待しちゃうとか」
クスクスと笑う紗枝にすかさず突っ込んだ。
「もう、こっちは笑えないから」
そうだよ、こっちはまったく笑えない。副社長はまったく気にしていないようだけど、色々考えると気が重くなる。副社長と結婚どころか付き合ってもいないのに。
嘘がバレたらどうなる? 代表はどう思う? あぁ、だめだ。やっぱり考えただけで怖い!
恐怖を払拭するように大きくハンバーグを切り食べた。
「えー、でも実際問題どうなのよ」
「どうなのよって……なにが?」
モゴモゴさせながら首を傾げてしまうと、紗枝はニヤリと笑った。