愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
「それはもちろん菜穂美の気持ちよ。ほぼ一日中一緒にいて、副社長のこと好きになったりしないの?」
「は……はぁ!?」
まさかの話に声を荒げてしまった。
私が副社長のことを……? いやいやいや! ないない!! 私が副社長のことを好きになるなんて……!
「ないから! そんなこと!」
きっぱり否定するものの、紗枝はいまだにニヤニヤしたまま。
「えぇ~本当にぃ? でも菜穂美は好きじゃなくても、副社長は違うかもしれないじゃない? だって菜穂美、副社長の秘書、最長記録更新しているし」
「いや、だからっ……!」
弁解しようとしたけれど、紗枝は私の声に被せて前のめりになり聞いてきた。
「じゃあもし副社長に『結婚してくれ』ってプロポーズされたらどうするの?」
「プッ、プロポーズ!?」
「そう、プロポーズ! もし副社長からされたらどうするの?」
人差し指を立てて尋ねてきた紗枝。
どうもこうも、そもそも副社長が私にプロポーズすることがあり得ない話だ。――でも、もしされたら……?
「は……はぁ!?」
まさかの話に声を荒げてしまった。
私が副社長のことを……? いやいやいや! ないない!! 私が副社長のことを好きになるなんて……!
「ないから! そんなこと!」
きっぱり否定するものの、紗枝はいまだにニヤニヤしたまま。
「えぇ~本当にぃ? でも菜穂美は好きじゃなくても、副社長は違うかもしれないじゃない? だって菜穂美、副社長の秘書、最長記録更新しているし」
「いや、だからっ……!」
弁解しようとしたけれど、紗枝は私の声に被せて前のめりになり聞いてきた。
「じゃあもし副社長に『結婚してくれ』ってプロポーズされたらどうするの?」
「プッ、プロポーズ!?」
「そう、プロポーズ! もし副社長からされたらどうするの?」
人差し指を立てて尋ねてきた紗枝。
どうもこうも、そもそも副社長が私にプロポーズすることがあり得ない話だ。――でも、もしされたら……?