愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
任務その⑨『思いがけない再会に備えよ』
副社長が運転する車で走ること二十分。辿り着いた先はオフィス街にある五階建てのビル。このビルがリバティの本社だ。
「一之瀬様ですね、お待ちしておりました。ご案内いたしますので、少々お待ちください」
「ありがとうございます」
受付の社員に案内された先は、受付の前にあるラウンジ。近代的な設計でオシャレな造りとなっている。来客用のテーブルや椅子もカラフルで座り心地も抜群。
うちの会社のオフィスとはまた違った雰囲気に、ついキョロキョロしてしまう。
「おい、あまり見るな。みっともないだろう」
「す、すみません……」
グサリと刺さる冷たい口調に、シュンとしてしまった。
チラッと副社長の横顔を盗み見すると、凛とした顔で前を見据えている。
だめだ、やっぱり副社長に私ドキドキしてしまう。
先ほど抱いてしまった小さな独占欲。車内で必死に気持ちを鎮めたものの、こうやって彼のカッコいい顔を見てしまうと、簡単に気持ちを揺るがされてしまうんだ。
「一之瀬様ですね、お待ちしておりました。ご案内いたしますので、少々お待ちください」
「ありがとうございます」
受付の社員に案内された先は、受付の前にあるラウンジ。近代的な設計でオシャレな造りとなっている。来客用のテーブルや椅子もカラフルで座り心地も抜群。
うちの会社のオフィスとはまた違った雰囲気に、ついキョロキョロしてしまう。
「おい、あまり見るな。みっともないだろう」
「す、すみません……」
グサリと刺さる冷たい口調に、シュンとしてしまった。
チラッと副社長の横顔を盗み見すると、凛とした顔で前を見据えている。
だめだ、やっぱり副社長に私ドキドキしてしまう。
先ほど抱いてしまった小さな独占欲。車内で必死に気持ちを鎮めたものの、こうやって彼のカッコいい顔を見てしまうと、簡単に気持ちを揺るがされてしまうんだ。