愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
緒方社長も笑っているし、今日のプレゼンはいい結果が出るかもしれない。
副社長の一歩後ろで様子を見守っていると、副社長と挨拶を終えた緒方社長は、今度は私に握手を求めてきた。
「小山さんもよく来てくださいました!」
「あ、いいえそんな……」
戸惑いつつも手を差し出すと、がっちり握られた。
「今日はどうぞよろしくお願いしますね」
「は、はい」
ニコニコ笑顔の緒方社長に戸惑いつつも返事をすると、彼は満足そうに頷き手を離してくれた。
すごいな緒方社長。取引先の秘書でしかない私にも、ちゃんと挨拶をしてくれるだなんて。
妙に感心してしまっていると、副社長が厳しい口調で言ってきた。
「小山、早く資料を」
「すみません、すぐに」
なぜか苛々している雰囲気を感じ取れてしまい、慌ててバッグから持ってきた資料の入ったファイルを取り出したわけだけど……。
う、嘘でしょ?
ファイルを手にしたまま、固まってしまう。
プレゼン用の資料をしっかり持ってきたはずが、まったく違うものが入っていたのだから。
副社長の一歩後ろで様子を見守っていると、副社長と挨拶を終えた緒方社長は、今度は私に握手を求めてきた。
「小山さんもよく来てくださいました!」
「あ、いいえそんな……」
戸惑いつつも手を差し出すと、がっちり握られた。
「今日はどうぞよろしくお願いしますね」
「は、はい」
ニコニコ笑顔の緒方社長に戸惑いつつも返事をすると、彼は満足そうに頷き手を離してくれた。
すごいな緒方社長。取引先の秘書でしかない私にも、ちゃんと挨拶をしてくれるだなんて。
妙に感心してしまっていると、副社長が厳しい口調で言ってきた。
「小山、早く資料を」
「すみません、すぐに」
なぜか苛々している雰囲気を感じ取れてしまい、慌ててバッグから持ってきた資料の入ったファイルを取り出したわけだけど……。
う、嘘でしょ?
ファイルを手にしたまま、固まってしまう。
プレゼン用の資料をしっかり持ってきたはずが、まったく違うものが入っていたのだから。