愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
「だから夏の合宿の時に、思い切って告白したんです。ちょうどその、王様ゲームで好きな人を言えと言われてしまって。玉砕覚悟でした。でも麻生さんからOKがもらえて付き合うことになったんです」
あの時は本当に嬉しくて、夢じゃないかとその日は眠ることができなかった。寝て目が覚めたら夢だったっていうオチが怖くて。
「麻生さんの彼女になれた、ただそれだけで幸せで毎日が楽しくて仕方ありませんでした。……でも付き合うようになって、麻生さんとふたりっきりで過ごす時間が増えれば増えるほど、彼の私に対する態度は変わっていきました」
いつもやる気を出せば空回りで失敗ばかり。それは私生活でも同じだった。
麻生さんのために料理を作っても失敗しちゃったり、うまくできたものが実は彼の嫌いな物だったり。
少しでも役に立ちたくて洗濯や掃除といった身の回りのことをすれば、余計なことまでして彼に怒られてしまったり……。
「あまりに私がやらかしてばかりいて、いつからかさっきみたいに『アホ美』って呼ばれるようになっちゃって……」
あの時は本当に嬉しくて、夢じゃないかとその日は眠ることができなかった。寝て目が覚めたら夢だったっていうオチが怖くて。
「麻生さんの彼女になれた、ただそれだけで幸せで毎日が楽しくて仕方ありませんでした。……でも付き合うようになって、麻生さんとふたりっきりで過ごす時間が増えれば増えるほど、彼の私に対する態度は変わっていきました」
いつもやる気を出せば空回りで失敗ばかり。それは私生活でも同じだった。
麻生さんのために料理を作っても失敗しちゃったり、うまくできたものが実は彼の嫌いな物だったり。
少しでも役に立ちたくて洗濯や掃除といった身の回りのことをすれば、余計なことまでして彼に怒られてしまったり……。
「あまりに私がやらかしてばかりいて、いつからかさっきみたいに『アホ美』って呼ばれるようになっちゃって……」