愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
ずっと離れてくれない言葉。瞼を閉じると、あの日の情景が今でも鮮明に浮かんでしまう。
「言われても、なにを言われているのかすぐに理解できなくて。頭の中が真っ白になってしまいました。……でも次々に『まさか俺が本気で好きだと思ったの?』『誰もお前のことなんて好きになるわけがない』って言われて。あぁ、付き合っている、気持ちが通じ合えていると思っていたのは、私だけだったんだってやっと理解できました」
次第に表情を歪めていく副社長。
「すぐに麻生さんは卒業してしまい、私も気まずくてサークルをやめてしまいました。……彼に言われた言葉はずっとトラウマになってしまって、それ以来恋愛する勇気が出せなくて。それでも少しずつ前向きになれていたんですけどね。……まさかこのタイミングで再会しちゃうとは、夢にも思いませんでした」
作り笑いを浮かべると、副社長はそっと私の身体を抱き寄せた。
「……え、あっ……副社長?」
一瞬にして包まれてしまった彼のぬくもりに、声が上擦ってしまう。咄嗟に離れようと彼の胸元を押したものの、すぐに強い力で抱きしめられてしまった。
「言われても、なにを言われているのかすぐに理解できなくて。頭の中が真っ白になってしまいました。……でも次々に『まさか俺が本気で好きだと思ったの?』『誰もお前のことなんて好きになるわけがない』って言われて。あぁ、付き合っている、気持ちが通じ合えていると思っていたのは、私だけだったんだってやっと理解できました」
次第に表情を歪めていく副社長。
「すぐに麻生さんは卒業してしまい、私も気まずくてサークルをやめてしまいました。……彼に言われた言葉はずっとトラウマになってしまって、それ以来恋愛する勇気が出せなくて。それでも少しずつ前向きになれていたんですけどね。……まさかこのタイミングで再会しちゃうとは、夢にも思いませんでした」
作り笑いを浮かべると、副社長はそっと私の身体を抱き寄せた。
「……え、あっ……副社長?」
一瞬にして包まれてしまった彼のぬくもりに、声が上擦ってしまう。咄嗟に離れようと彼の胸元を押したものの、すぐに強い力で抱きしめられてしまった。