愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
「まぁ、私たちには関係ないけどね。……とくに菜穂美には」
私を見据えニヤリと笑う紗枝に、彼女がなにを言いたいのか容易に想像できる。
きっとあれでしょ? あんたみたいなドジッ子が秘書になんてなれるわけがないって言いたいんでしょ?
そんなの言われなくたって分かっている。
「どーせ私はダメダメ社員です」
「あ、私が言いたいこと分かっちゃった?」
ふざけて可愛らしく舌を出す彼女が、ちょっぴり憎らしく思えてしまう。
「わかるよ、普通に! もういいから早くご飯食べちゃおう」
「そうだね、昼休み終わっちゃう」
腕時計で時間を確認すると、紗枝は半分以上残っているパスタを食べ進めていった。
自分で言って虚しくなっていたら世話ないけど、本当に私はダメダメ社員だと思う。
そんな私を採用してくれて、やらかしてばかりなのにお給料もらえているんだもの。
せめて人並みに仕事ができるようになりたい。
そんな私には副社長の性格がどうとか、秘書がどうとか関係ない。
なにより同じ社内で働いていると言っても、彼と私はまったく接点ないし、気軽に話せる相手でもないのだから。
とりあえず午後の仕事ではミスしないようにしよう。
残りのパスタを食べ進めながら、そんなことを考えてしまっていた。
私を見据えニヤリと笑う紗枝に、彼女がなにを言いたいのか容易に想像できる。
きっとあれでしょ? あんたみたいなドジッ子が秘書になんてなれるわけがないって言いたいんでしょ?
そんなの言われなくたって分かっている。
「どーせ私はダメダメ社員です」
「あ、私が言いたいこと分かっちゃった?」
ふざけて可愛らしく舌を出す彼女が、ちょっぴり憎らしく思えてしまう。
「わかるよ、普通に! もういいから早くご飯食べちゃおう」
「そうだね、昼休み終わっちゃう」
腕時計で時間を確認すると、紗枝は半分以上残っているパスタを食べ進めていった。
自分で言って虚しくなっていたら世話ないけど、本当に私はダメダメ社員だと思う。
そんな私を採用してくれて、やらかしてばかりなのにお給料もらえているんだもの。
せめて人並みに仕事ができるようになりたい。
そんな私には副社長の性格がどうとか、秘書がどうとか関係ない。
なにより同じ社内で働いていると言っても、彼と私はまったく接点ないし、気軽に話せる相手でもないのだから。
とりあえず午後の仕事ではミスしないようにしよう。
残りのパスタを食べ進めながら、そんなことを考えてしまっていた。